SSブログ

CONTROL 最終話'11.03.22. [CONTROL]

 はい、昨日のコント最終回でございますが視聴率は12.0%でございました。微上げでございますが見事な右肩下がりなドラマでございました。
 まあ最終回も正直感想を書けるような作品ではなかったのでございますけども。

 うーん、最終回の脚本が飯田譲治さんだということで色々不安要素はございましたけども、案の定職業作家さんじゃないので、台詞とかが会話ぽくないというか、色々不自然さが目立ってたような・・・。
 後、事件云々よりも、とりあえず刑事達全員に見せ場を作ろうと色々引き伸ばしたような感じもしましたです。
 正直事件も狂言誘拐と素人でも判る内容、というかいまどき2時間サスペンスでもやらないようなチャチな内容でございましたわ。犯人も犯人俳優な袴田さんですし・・・。もっと捻れよ。

 事件に関しては本当に難しく考えすぎたおばさんが馬鹿だったのかなと思えるくらい捻りがなく、正直誰も興味の持てない誘拐事件を2週に渡って展開し、一応メインの父親殺しを15分足らずで展開するという超シナリオ。
 しかも、誘拐と父親殺しの繋がりがまったくなく、伏線すら張られてない上に、同時進行とかもないし、しかも偶然見つかった指紋で決定打がマーメイドのピアス、尚且つ通りすがりの宅配の兄ちゃんが犯人で、しかも警察だと露骨な尋問で犯人自己申告だし、心理学まったく関係ないし!犯人誰?な俳優で尚且つ寺西きゅん刺されゾンという、本気で糞展開でございましたです。・・・なんか最後の最後まで迷走してますな・・・・。

 うーん、このドラマは一体何がしたかったのでしょうか?
 アメリカドラマの真似事をしたかったのでしょうか?その割には泥臭いですし。
 かといって日本の人情系刑事ドラマにしては、人情に訴えてない上に救いがなさすぎでございますし。
 ガリレオのパクリにしては、テーマである心理学は生かされない上に、バディ物である主演二人が全然キャラ立ちしてませんし
 かといって相棒みたいにストーリーで引き込もうとしては全然話が練られてません。
 そして当初HEROみたいな感じにしたいと言ってた割には脇役俳優さんたちにスポットが全然当たらないままでございました。
  
 うーん、多分このドラマってきっとクランクインして松下さんが走った時点で、すべてが崩れてしまったのかなと思えちゃいますです。仕事の出来るオトコマエな女刑事という設定が崩壊してますものね・・・。
 そしてフジッキーも悪いけど、なんか説明台詞が下手糞というかヘンクツな教授という設定がフジッキーには合わなかったように思えますです。
 まあフジッキーも松下さんもキャラ変えせざる得なかったというか、当初は引き立て役でしかなかった背景状態の刑事さん達を動かさざるえなかったというのが4話くらいからヒシヒシと・・・。
 正直このコンビ、絵的にも綺麗すぎてつまらないですし、キャラも立ってないのでテレビだと本当にキツイんですよね・・・。
 おかげで寺西きゅんも出番が急に増えていきましたので、有難かったのかもしれませんけども・・・。

 そしてこの辺から心理学とか関係ない展開になっていき、刑事達が動くので分室という設定がなくなっていき・・・当初の犯罪心理学や信頼関係を築いていくという設定が崩壊してしまうんですよね。
 おかげかどうかは知らないけどいつの間にか寺西きゅんと里央の恋愛関係もどっかいってしまいましたです。
 尚且つ8.9話の寺西きゅんメイン回になると分室何もしなくても事件が解決していき、見事な最終回を一足先に見せてもらいましたです。
 最終回になると教授と室長の事件簿というまったく別の物語が展開されておりましたです。

 多分この辺は設定倒れを脚本で何とか補填しようと色々試行錯誤したけど、6人もいるのでそれぞれが何とか補填しても次の脚本家がまた新たな設定を付け加えたり、都合よく改変したりした結果破綻してしまったという印象でございますです。
 正直、これらの原因は脚本家というより、束ねるPや企画の人達の責任が大きいような気がしますです。
 連続ドラマ特有の縦軸もないし、唯一あったのが分室二人の信頼関係と寺西きゅんの恋愛だったのでしょうけども、物語中盤から分室の存在意義が崩壊してる上に、寺西きゅんの出番が少ないうえに恋愛も匂わすだけで肝心の里央は本当に人間としてどうなの?と思えるようなキャラになってますし・・・。
 なんか己の自己満足な正論を振りかざしてる割に己のせいで犯罪者を作り出してますし、しかも刑事課にとっては本当に足手まといでしかない刑事さんでございますし・・・。おばさん彼女を好きになれる理由が判りませんです。
 うん、続編はないでしょうね。あったらビックリですわ。そして視聴率が色んな意味で楽しみになっちゃいますわ。

 でもこのドラマでは刑事さん達は本当に良かったんですよね。まあ当初の設定から大分かけ離れてしまいましたけども、何となく刑事さん達は役者さん達が自分自身でキャラを立てたというか色をつけたのでしょうね。
 うん、横山さんも寺西きゅんをヒロインキャラに仕立て上げたのだろうなと思っちゃいますです。
 8,9話くらいまでは一応草食系だけど事件に対する情熱は肉食系の刑事さんという設定ですわね。割と走ったり格闘だってやってましたし。
 結構そういう感じでヒロインキャラという可愛い寺西きゅんというキャラ立ちは出来てて尚且つ芸達者な刑事さん達の中で浮かなかったし、尚且つきっちり溶け込んでてキャラ立ちも出来てたということは凄いと思いますし、きっと次に繋がるだろうなと思えますです。
 本当に寺西きゅんという役と向かい合って、内容の薄い台本から本当に寺西きゅんというキャラを引き出して自分のものにしたというのは大きいと思いますですし、変態な悪役キャラからこういう普通の役も出来るんだぜというアピールは出来たと思いますです。

 本当に寺西きゅんだけの為だけにコントを見続けたんですよね・・・。まあ最終回の見所は透明ボードに狂言という字を書いたところだとおばさんは思っちゃいますけどね。

 一応・・・DVD予約しないといけないのでしょうね。
コメント(0)  トラックバック(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。