銀魂 第491訓:阿腐郎とアフ狼'14.04.28. [銀魂]
はい、今週のジャンプでございます。背表紙は桂でございます。・・・おばさんてっきりミントンしてる山崎かなーとか思ってたけど桂と沖田が斬り合いしてます。無茶苦茶カッケー桂でございます。
・・・つーか、本編は桂メイン回完結編で背表紙桂って何この桂フルコースは・・・こんだけ桂で盛り沢山なら次の出番は当分なさそうですね。・・・まあスタンバっておきますですわ。
さて本編でございます。
のっけから近藤さんやらかしてくれてますわね。こんにゃくに切れ目・・・翌日に食堂のランチメニュー・・・。
近藤さんこんにゃくに何をしたんでしょうかね・・・。
近藤さん土方沖田のしでかしたことを見なかったことにしたのは、後半の手紙の内容から察するとこれ以上仲間を斬りたくなかったからというのがしっくりくるんですけども(笑)、真選組という組織がこの手の隊規違反が日常茶飯事なのでいちいち裁ききれない(真選組は即切腹ですしね)というのがあるのかもですわね。
まあ真選組は局中法度がないとヒャッハーなモヒカン暴走族になっちゃうので仕方ないといえば仕方ないのですけどね。
「まさか内偵調査で得た仲間の弱みを使い味方を増やすとは
問題をはぐらかされもはや誰もがこの男の罪から興を失っているこれほど悪知恵の働く男だったとは」
はい、この斉藤への評価はどう見ても銀さんへの評価ですわね。火星人回のときの銀さんってこんな感じでしたもの。
そして「だがそうはいかんぞ」から桂の負けず嫌いが発揮しだしております。
桂って世話焼きNTR体質で先生気質な人でリーダーで居続けたい人で、尚且つ一度興味を持つととことん追求したくなる人なんだろうなーと。
前回の将ちゃんのときもそうでしたけども、自分が敵というか格下だと見下してた人間が実はけっこう凄い人だったり、立派な人だったりすると桂は負けたくないとかそんなハズはないとムキになっちゃうのでしょうね。
桂にとったら攘夷、倒幕がライフワークであり人生そのものなわけでございますし、倒幕すべき目標である幕府が立派なものだったりすれば、桂自身の行いだったり人生を否定することになるわけですからね。
後今回のと幾松回で思ったのですけども桂って自分からはガツガツ人の心に土足で踏み込んでいく方ですが、相手から踏み込まれると全力で拒絶するタイプですよね。
ある意味一昔前の銀さんというか、高杉もそうですけども、ある意味江頭的というか・・・・、松陽先生や仲間を護れなかったトラウマをずっと引きずってるのかもですわね。
「裏切り者を粛清しろと
ゴチャゴチャゴタクはきき飽きたぜ
ここにいるのは剣に生き剣に死ぬ覚悟のある者達だ
弁舌に勝った所で誰も納得しやしねェよ
言いたい事があるなら剣で語れ
負けた方が裏切り者
勝った方が正しき者
解りやすくていいじゃねェか
その剣で
己の正義を
三番隊隊長の正義を証明してみろ
それが
真選組ってもんだろ」
土方さんカッケーっすね。柱さんの正体を感づいて言ってると仮定すればカッケーっすね。
知らなければ、なんかもうメンドクセーんだよ。もしくは、マヨネーズの隊規違反を全力でごまかしたい、うやむやにしたいということになりますわね。
まあどちらにしろ、斉藤を信じての判断だと思いますですけども。
そして此処での銀さんの顔が蒼白って感じなのが想定してない展開だったというのがよく判りますわね。
銀さん的には、うやむやにしたかった、斉藤を桂に粛清させたくなかったということなんでしょうね。
「フッ・・・面白い
あの時の決着
ここでつけようではないか」
ヅラ・・・プロローグの剣道の試合根に持ってるんですね。まあ考えたらあの時の斉藤はアフロ被りが気に入らないから全力で仕掛けてきてるんですよね。
そして近藤さんはこの二人が斬り合うのを止めてるんですよね。なんだかんだと隊士思いというか仲間を誰一人失いたくないという思いがあるのでしょうね。流石局長って感じでございます。
そしてヅラの動向が開きっぱなしというか熱いというか、本気で殺しにきてるということなんでしょうね。ある意味ヅラっぽくないですわね。
「何やってやがんだあの野郎まさかこの期に及んで・・・・」
私と会話できるのはこの男しかいない私の友達になっていくれるのは
柱阿腐郎しかいないZ
このモノローグ、その後に続くマイクで喋った台詞に合わせて動けって約束守ってるだけというギャグに繋げる為なんでしょうけども、考え方によっては銀さんは斉藤を自分に合わせて、銀さんと友達になってくれるのは桂小太郎しかいないと思ってるというとんでもないドリーマーだということになりますわね。
まあオチの手紙に万事屋さんZ、柱阿腐郎Zの名前が連盟で書かれてるあたりあながち銀さんのドリームは間違ってなかったと解釈できますけどね。
多分斉藤はこの時点では桂小太郎じゃなく柱阿腐郎だし、まだ真選組の仲間だし友達になりたいと思ってたのかもしれません。
勿論万事屋と友達になりたいという思いもありますし、万事屋との約束を律儀に守ってるというのもあると思いますです。
そしてこういうときに冷静な判断が出来るのは女の子である神楽ちゃんなんだなと思います。
ウンコにたかってる蠅を斬り合ってる斉藤と桂のボケ合戦。何気にヅラ3匹斬ったと勝ちにこだわってます。
っつーか真選組屯所にナチュラルに放置されてるウンコは一体誰のウンコなんでしょうか。・・・警察犬は存在しないハズだし・・・・。
ウンコ合戦は、卑怯な小者っぷり炸裂な桂と冷静に攻撃をかわしたり、コナンくんごっこにつき合ったり、桂の誘導に引っ掛かったりしてる斉藤のピュアっぷりが印象的ですわね。
Z斬り、Z波とジャンプに対して色んなところに喧嘩売ってるボケが炸裂でございますですわ。
っつーか冥途の土産は負けフラグなんですよ。
「冥土の土産に教えてやるアルZ解とはこの世の一切の煩悩から解脱したZの境地の事なのだ」
「眠っているように無防備に見えてあらゆる攻めを飲み込む「虚の構え」だと」
(略)
「打ち込めば虚に飲まれ命はないならば・・・
これしかあるまいィィィ!!」
ヅラもZ解しちゃってます。多分ヅラは命の取り合いとかそんなんもうどうでもよくなってて、張り合ってるだけなんだと思います(笑)。
うん、斉藤より上手にいたいだけなんです。ただ勝負して勝ちたいだけなんです。
そしてヅラは物事に集中すると周りが見えなくなる性格がでちゃってZ解して、おのれの正体をバラしております。
本当、こういう墓穴の掘り方がヅラらしいなーって思いますわね。
「じゃあそのまま永遠にZ解すればいい
Z(ヅラ)」
と真選組に取り囲まれちゃってます。
まあこの時点で仲間である柱阿腐郎ではなくなり、大物指名手配犯桂小太郎に戻ったわけですから、取り囲まれるのは当たり前なんですけどね。
「斉藤ォォォ!!
あともう少しで完全に真選組を乗っ取れたものをよくも俺の正体を暴いてくれたな
(略)
貴様の邪魔で第一目的は果たせなかったがだがしかし第二の夫人はしいておいた」
はい、このお言葉ちょっと矛盾がございますわね。
己が墓穴を掘ったのに何故かわざわざ斉藤指名でございます。
そしてヅラは最初から真選組内部崩壊が目的なので別に乗っ取りが目的ではないんですよね。
っつーか乗っ取ってたよね。しかも真選組内部結束とかしてたよね。
しかも斉藤へ勝つことが拘ってその内部瓦解は些末なことと言い放ってたんですよね。
「ウハハハ、エリザベスが貴様などに手懐かれるか
貴様の気が俺に向いている間
屯所中に爆弾をしこませてもらったぞ
この起爆スイッチ一つで貴様の努力は屯所と共に塵芥となるのだ」
この時点でエリザベスのことを持ち出してるあたり、単純に斉藤より優位につきたかったのでしょうね。
屯所中の爆弾は最後のオチを見ると屯所は木端微塵になってるけどアフロになってるだけで死んでないし、致命傷には至らないということなので、殺すつもりはないというこちですよね。
多分、斉藤を粛清して目的達成した後、屯所から逃げる為の誘導というか目くらまし的な爆弾だったのでしょうね。
それを斉藤へ向かって煽る為、勝ちに行くために利用してるのでしょうね。・・っつーか他の真選組の立場は?
そしてその煽りを受けて斉藤が桂に向かって斬りかかります。
屯所を破壊されかねないから、真選組にとって最大の敵である桂小太郎だからというのもあるのでしょうけど、柱阿腐郎は真選組の裏切り者だということが一番大きいのでしょうね。
「どうやら俺達の言葉はもう必要ないらしい
桂にかける言葉が見つかったかアフ狼」
斉藤が桂に斬りかかったとき銀さん驚いてますけども、どうやら~のときは優しい表情になってますわね。
斉藤の真剣な表情も印象的ですが、桂が笑ってる、嬉しそうな表情のほうが印象的でございますわね。
多分この2つの合わせ技でこの言葉に繋がるのでしょうね。
「ー万事屋さんへ」
ここから斉藤の独白が始まります。万事屋さんへから始まるので多分、牢屋で書いてた手紙がそれなのかなと思われます。
「言葉の代わりにたくさんの人と剣を交わしてきましたZ
時には仲間と時には敵と
時には好敵手と
言葉という殻のないむき出しの感情を剣にのせ互いにぶつけ合ってきましたZ
今になって思えばその戦場こそが
私にとって幾千の言葉にも勝る語らいの場だったのかもしれませんZ」
真剣に怖い表情で桂を斬りにかかる斉藤に対して、真剣な表情なんだけど笑顔で嬉しそうな桂と対照的なんですよね。
桂はこうなることを望んでたのかなと、ふと思ってしまいました。
ひょっとして桂は斉藤の阿腐郎と友達になりたい、沢山お話をしたいという悩みと察知してて、戦場が語らいの場所ということが答えだと桂なりに向き合ってくれてたのかもしれません。
「だから私はもう戦場から逃げないと決めましたZ
たとえこの剣で隊規違反を犯した仲間を斬ることになろうとも
たとえこの剣で初めて友達になれそうだった者を斬る事になろうとも
この鳴り響く剣劇一つ一つが
私が彼等にかけられる唯一の言葉
沈黙の部隊真選組三番隊隊長斉藤終の
言葉なのだから」
ここで気になるのが隊規違反を犯した仲間、初めて友達になれそうだった者というお言葉ですわね。
手紙が牢屋のときに書かれたものだとすれば、斉藤は柱が桂だということまで判らなくても、裏切り者だということくらいは判ってたということですわね。
つまり斉藤は御白洲でミニコント展開してたときは既に答えは出てたということなのですね。
「フンその足ではもう俺は追えまい
だがこれでは俺の計画もご破算だ
また・・・引き分けか」
お互い斬り合って、桂は斉藤の足を軽く斬り、斉藤は桂の胸に入ってた起爆装置を斬りました。
桂は引き分けだと言ってますけども、その前のその足では~のお言葉で桂は最初から斉藤の足狙いというのが判りますわね。
そして胸ポケットに入ってる起爆装置だけを斬る斉藤スゲーって思っちゃいますけども、考え方によってはですけども、胸ポケット=心臓の位置なわけですから斉藤は最初から桂の心臓を狙いに確実に殺しにかかってたということですわね。だけど、起爆装置によって心臓まで届かなかった・・・・。
「Z以外の配線全てを切れ
・・・フン
「Z」を斬るのはこの俺の役目だ
このまま引き分けで終わらせはせんぞ
斉藤終・・・お前というZは俺がこの手で必ず斬る
それまで精々アフロの手入れを忘れるな
さらばだ」
わざわざ爆弾の解除方法を斉藤に教える桂。しかもZ以外を全部切るというのに意味を持たせております。
Z=終わりという意味があるんですよね。その終わりを斬るのは桂の役目だということなんでしょうけども。
Z=斉藤終を斬るのは桂小太郎だという宣言をしてるんですよね。
ただ先ほどの斬り合いでその気になれば殺せたものを、これ以上追いかけられないように足を軽く斬っただけだし、わざわざ爆弾解除方法を教えたりと斬るとか言ってる割に行動がおかしいですわね。
これってワンピースでいうならキャベンディッシュが麦わらの首を取るのはこの僕だーと言ってるようなものですZ。つまり壮大なツンデレで麦わら傘下入りフラグが立ちまくってるようなものですZ。
ま、単純にお互い斬り合うことで正面からぶつかり合うことが出来た。そして桂に情が湧いた、斉藤のことが気に入ったということなんでしょうね。
だから爆弾の解除方法教えたり、命まで取るようなことをしなくなった。
「お前というZは俺がこの手で必ず斬る」というのはどう考えても俺が斬るまでお前は死ぬなよということですよね。
その一連の行動に斉藤はなんか驚いてますし、戸惑ってますわよね。斉藤のほうにも、桂に対して何か思うことがあるのかもですわね。
そしてオチの結局アフロの後に出た手紙に柱阿腐郎Z,万事屋さんZの連名。
よく見るとなのだからという文字が見えますので、先ほどのモノローグでしょうね。だからこの手紙は万事屋に向かって書かれたものということですわね。
そこに柱阿腐郎の文字があるということは万事屋と柱阿腐郎は繋がってることは知ってるということですわよね。
まあ物凄く深読みすると斉藤は万事屋とも友達になりたいけど、銀さんが白夜叉化して真選組の前に立ちふさがったら容赦なく斬るよ☆ともとらえることができますわね。・・・ありえませんけどね。
今回の中編は斉藤終のお披露目ということでしょうか。斉藤はまた是非見てみたいキャラでございますわね。
そして桂を丁寧に描いてるなーという印象を受けましたですわ。
後桂の目指すゴールは漠然とだけど見えてきた気がします。今後来たる日のための大事な伏線を張ってきてるのかなーと。
桂はとっつぁん、将ちゃん、今回の真選組&斉藤と確実に幕府に近づきつつありますよね。というか、幕府を認めだしてますわね。
そして幕府が強固なもので侍として立派な組織であることが嬉しかったりしてるんでしょうね。倒しがいがあるとか言ってるけど、桂は自分で自分の首を絞めてる気がしないこともない。
・・・つーか、本編は桂メイン回完結編で背表紙桂って何この桂フルコースは・・・こんだけ桂で盛り沢山なら次の出番は当分なさそうですね。・・・まあスタンバっておきますですわ。
さて本編でございます。
のっけから近藤さんやらかしてくれてますわね。こんにゃくに切れ目・・・翌日に食堂のランチメニュー・・・。
近藤さんこんにゃくに何をしたんでしょうかね・・・。
近藤さん土方沖田のしでかしたことを見なかったことにしたのは、後半の手紙の内容から察するとこれ以上仲間を斬りたくなかったからというのがしっくりくるんですけども(笑)、真選組という組織がこの手の隊規違反が日常茶飯事なのでいちいち裁ききれない(真選組は即切腹ですしね)というのがあるのかもですわね。
まあ真選組は局中法度がないとヒャッハーなモヒカン暴走族になっちゃうので仕方ないといえば仕方ないのですけどね。
「まさか内偵調査で得た仲間の弱みを使い味方を増やすとは
問題をはぐらかされもはや誰もがこの男の罪から興を失っているこれほど悪知恵の働く男だったとは」
はい、この斉藤への評価はどう見ても銀さんへの評価ですわね。火星人回のときの銀さんってこんな感じでしたもの。
そして「だがそうはいかんぞ」から桂の負けず嫌いが発揮しだしております。
桂って世話焼きNTR体質で先生気質な人でリーダーで居続けたい人で、尚且つ一度興味を持つととことん追求したくなる人なんだろうなーと。
前回の将ちゃんのときもそうでしたけども、自分が敵というか格下だと見下してた人間が実はけっこう凄い人だったり、立派な人だったりすると桂は負けたくないとかそんなハズはないとムキになっちゃうのでしょうね。
桂にとったら攘夷、倒幕がライフワークであり人生そのものなわけでございますし、倒幕すべき目標である幕府が立派なものだったりすれば、桂自身の行いだったり人生を否定することになるわけですからね。
後今回のと幾松回で思ったのですけども桂って自分からはガツガツ人の心に土足で踏み込んでいく方ですが、相手から踏み込まれると全力で拒絶するタイプですよね。
ある意味一昔前の銀さんというか、高杉もそうですけども、ある意味江頭的というか・・・・、松陽先生や仲間を護れなかったトラウマをずっと引きずってるのかもですわね。
「裏切り者を粛清しろと
ゴチャゴチャゴタクはきき飽きたぜ
ここにいるのは剣に生き剣に死ぬ覚悟のある者達だ
弁舌に勝った所で誰も納得しやしねェよ
言いたい事があるなら剣で語れ
負けた方が裏切り者
勝った方が正しき者
解りやすくていいじゃねェか
その剣で
己の正義を
三番隊隊長の正義を証明してみろ
それが
真選組ってもんだろ」
土方さんカッケーっすね。柱さんの正体を感づいて言ってると仮定すればカッケーっすね。
知らなければ、なんかもうメンドクセーんだよ。もしくは、マヨネーズの隊規違反を全力でごまかしたい、うやむやにしたいということになりますわね。
まあどちらにしろ、斉藤を信じての判断だと思いますですけども。
そして此処での銀さんの顔が蒼白って感じなのが想定してない展開だったというのがよく判りますわね。
銀さん的には、うやむやにしたかった、斉藤を桂に粛清させたくなかったということなんでしょうね。
「フッ・・・面白い
あの時の決着
ここでつけようではないか」
ヅラ・・・プロローグの剣道の試合根に持ってるんですね。まあ考えたらあの時の斉藤はアフロ被りが気に入らないから全力で仕掛けてきてるんですよね。
そして近藤さんはこの二人が斬り合うのを止めてるんですよね。なんだかんだと隊士思いというか仲間を誰一人失いたくないという思いがあるのでしょうね。流石局長って感じでございます。
そしてヅラの動向が開きっぱなしというか熱いというか、本気で殺しにきてるということなんでしょうね。ある意味ヅラっぽくないですわね。
「何やってやがんだあの野郎まさかこの期に及んで・・・・」
私と会話できるのはこの男しかいない私の友達になっていくれるのは
柱阿腐郎しかいないZ
このモノローグ、その後に続くマイクで喋った台詞に合わせて動けって約束守ってるだけというギャグに繋げる為なんでしょうけども、考え方によっては銀さんは斉藤を自分に合わせて、銀さんと友達になってくれるのは桂小太郎しかいないと思ってるというとんでもないドリーマーだということになりますわね。
まあオチの手紙に万事屋さんZ、柱阿腐郎Zの名前が連盟で書かれてるあたりあながち銀さんのドリームは間違ってなかったと解釈できますけどね。
多分斉藤はこの時点では桂小太郎じゃなく柱阿腐郎だし、まだ真選組の仲間だし友達になりたいと思ってたのかもしれません。
勿論万事屋と友達になりたいという思いもありますし、万事屋との約束を律儀に守ってるというのもあると思いますです。
そしてこういうときに冷静な判断が出来るのは女の子である神楽ちゃんなんだなと思います。
ウンコにたかってる蠅を斬り合ってる斉藤と桂のボケ合戦。何気にヅラ3匹斬ったと勝ちにこだわってます。
っつーか真選組屯所にナチュラルに放置されてるウンコは一体誰のウンコなんでしょうか。・・・警察犬は存在しないハズだし・・・・。
ウンコ合戦は、卑怯な小者っぷり炸裂な桂と冷静に攻撃をかわしたり、コナンくんごっこにつき合ったり、桂の誘導に引っ掛かったりしてる斉藤のピュアっぷりが印象的ですわね。
Z斬り、Z波とジャンプに対して色んなところに喧嘩売ってるボケが炸裂でございますですわ。
っつーか冥途の土産は負けフラグなんですよ。
「冥土の土産に教えてやるアルZ解とはこの世の一切の煩悩から解脱したZの境地の事なのだ」
「眠っているように無防備に見えてあらゆる攻めを飲み込む「虚の構え」だと」
(略)
「打ち込めば虚に飲まれ命はないならば・・・
これしかあるまいィィィ!!」
ヅラもZ解しちゃってます。多分ヅラは命の取り合いとかそんなんもうどうでもよくなってて、張り合ってるだけなんだと思います(笑)。
うん、斉藤より上手にいたいだけなんです。ただ勝負して勝ちたいだけなんです。
そしてヅラは物事に集中すると周りが見えなくなる性格がでちゃってZ解して、おのれの正体をバラしております。
本当、こういう墓穴の掘り方がヅラらしいなーって思いますわね。
「じゃあそのまま永遠にZ解すればいい
Z(ヅラ)」
と真選組に取り囲まれちゃってます。
まあこの時点で仲間である柱阿腐郎ではなくなり、大物指名手配犯桂小太郎に戻ったわけですから、取り囲まれるのは当たり前なんですけどね。
「斉藤ォォォ!!
あともう少しで完全に真選組を乗っ取れたものをよくも俺の正体を暴いてくれたな
(略)
貴様の邪魔で第一目的は果たせなかったがだがしかし第二の夫人はしいておいた」
はい、このお言葉ちょっと矛盾がございますわね。
己が墓穴を掘ったのに何故かわざわざ斉藤指名でございます。
そしてヅラは最初から真選組内部崩壊が目的なので別に乗っ取りが目的ではないんですよね。
っつーか乗っ取ってたよね。しかも真選組内部結束とかしてたよね。
しかも斉藤へ勝つことが拘ってその内部瓦解は些末なことと言い放ってたんですよね。
「ウハハハ、エリザベスが貴様などに手懐かれるか
貴様の気が俺に向いている間
屯所中に爆弾をしこませてもらったぞ
この起爆スイッチ一つで貴様の努力は屯所と共に塵芥となるのだ」
この時点でエリザベスのことを持ち出してるあたり、単純に斉藤より優位につきたかったのでしょうね。
屯所中の爆弾は最後のオチを見ると屯所は木端微塵になってるけどアフロになってるだけで死んでないし、致命傷には至らないということなので、殺すつもりはないというこちですよね。
多分、斉藤を粛清して目的達成した後、屯所から逃げる為の誘導というか目くらまし的な爆弾だったのでしょうね。
それを斉藤へ向かって煽る為、勝ちに行くために利用してるのでしょうね。・・っつーか他の真選組の立場は?
そしてその煽りを受けて斉藤が桂に向かって斬りかかります。
屯所を破壊されかねないから、真選組にとって最大の敵である桂小太郎だからというのもあるのでしょうけど、柱阿腐郎は真選組の裏切り者だということが一番大きいのでしょうね。
「どうやら俺達の言葉はもう必要ないらしい
桂にかける言葉が見つかったかアフ狼」
斉藤が桂に斬りかかったとき銀さん驚いてますけども、どうやら~のときは優しい表情になってますわね。
斉藤の真剣な表情も印象的ですが、桂が笑ってる、嬉しそうな表情のほうが印象的でございますわね。
多分この2つの合わせ技でこの言葉に繋がるのでしょうね。
「ー万事屋さんへ」
ここから斉藤の独白が始まります。万事屋さんへから始まるので多分、牢屋で書いてた手紙がそれなのかなと思われます。
「言葉の代わりにたくさんの人と剣を交わしてきましたZ
時には仲間と時には敵と
時には好敵手と
言葉という殻のないむき出しの感情を剣にのせ互いにぶつけ合ってきましたZ
今になって思えばその戦場こそが
私にとって幾千の言葉にも勝る語らいの場だったのかもしれませんZ」
真剣に怖い表情で桂を斬りにかかる斉藤に対して、真剣な表情なんだけど笑顔で嬉しそうな桂と対照的なんですよね。
桂はこうなることを望んでたのかなと、ふと思ってしまいました。
ひょっとして桂は斉藤の阿腐郎と友達になりたい、沢山お話をしたいという悩みと察知してて、戦場が語らいの場所ということが答えだと桂なりに向き合ってくれてたのかもしれません。
「だから私はもう戦場から逃げないと決めましたZ
たとえこの剣で隊規違反を犯した仲間を斬ることになろうとも
たとえこの剣で初めて友達になれそうだった者を斬る事になろうとも
この鳴り響く剣劇一つ一つが
私が彼等にかけられる唯一の言葉
沈黙の部隊真選組三番隊隊長斉藤終の
言葉なのだから」
ここで気になるのが隊規違反を犯した仲間、初めて友達になれそうだった者というお言葉ですわね。
手紙が牢屋のときに書かれたものだとすれば、斉藤は柱が桂だということまで判らなくても、裏切り者だということくらいは判ってたということですわね。
つまり斉藤は御白洲でミニコント展開してたときは既に答えは出てたということなのですね。
「フンその足ではもう俺は追えまい
だがこれでは俺の計画もご破算だ
また・・・引き分けか」
お互い斬り合って、桂は斉藤の足を軽く斬り、斉藤は桂の胸に入ってた起爆装置を斬りました。
桂は引き分けだと言ってますけども、その前のその足では~のお言葉で桂は最初から斉藤の足狙いというのが判りますわね。
そして胸ポケットに入ってる起爆装置だけを斬る斉藤スゲーって思っちゃいますけども、考え方によってはですけども、胸ポケット=心臓の位置なわけですから斉藤は最初から桂の心臓を狙いに確実に殺しにかかってたということですわね。だけど、起爆装置によって心臓まで届かなかった・・・・。
「Z以外の配線全てを切れ
・・・フン
「Z」を斬るのはこの俺の役目だ
このまま引き分けで終わらせはせんぞ
斉藤終・・・お前というZは俺がこの手で必ず斬る
それまで精々アフロの手入れを忘れるな
さらばだ」
わざわざ爆弾の解除方法を斉藤に教える桂。しかもZ以外を全部切るというのに意味を持たせております。
Z=終わりという意味があるんですよね。その終わりを斬るのは桂の役目だということなんでしょうけども。
Z=斉藤終を斬るのは桂小太郎だという宣言をしてるんですよね。
ただ先ほどの斬り合いでその気になれば殺せたものを、これ以上追いかけられないように足を軽く斬っただけだし、わざわざ爆弾解除方法を教えたりと斬るとか言ってる割に行動がおかしいですわね。
これってワンピースでいうならキャベンディッシュが麦わらの首を取るのはこの僕だーと言ってるようなものですZ。つまり壮大なツンデレで麦わら傘下入りフラグが立ちまくってるようなものですZ。
ま、単純にお互い斬り合うことで正面からぶつかり合うことが出来た。そして桂に情が湧いた、斉藤のことが気に入ったということなんでしょうね。
だから爆弾の解除方法教えたり、命まで取るようなことをしなくなった。
「お前というZは俺がこの手で必ず斬る」というのはどう考えても俺が斬るまでお前は死ぬなよということですよね。
その一連の行動に斉藤はなんか驚いてますし、戸惑ってますわよね。斉藤のほうにも、桂に対して何か思うことがあるのかもですわね。
そしてオチの結局アフロの後に出た手紙に柱阿腐郎Z,万事屋さんZの連名。
よく見るとなのだからという文字が見えますので、先ほどのモノローグでしょうね。だからこの手紙は万事屋に向かって書かれたものということですわね。
そこに柱阿腐郎の文字があるということは万事屋と柱阿腐郎は繋がってることは知ってるということですわよね。
まあ物凄く深読みすると斉藤は万事屋とも友達になりたいけど、銀さんが白夜叉化して真選組の前に立ちふさがったら容赦なく斬るよ☆ともとらえることができますわね。・・・ありえませんけどね。
今回の中編は斉藤終のお披露目ということでしょうか。斉藤はまた是非見てみたいキャラでございますわね。
そして桂を丁寧に描いてるなーという印象を受けましたですわ。
後桂の目指すゴールは漠然とだけど見えてきた気がします。今後来たる日のための大事な伏線を張ってきてるのかなーと。
桂はとっつぁん、将ちゃん、今回の真選組&斉藤と確実に幕府に近づきつつありますよね。というか、幕府を認めだしてますわね。
そして幕府が強固なもので侍として立派な組織であることが嬉しかったりしてるんでしょうね。倒しがいがあるとか言ってるけど、桂は自分で自分の首を絞めてる気がしないこともない。
2014-04-29 19:08
コメント(2)
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はじめまして、まるたともうします。
阿腐郎編の解説、銀さんが終さんの想いに自分を重ねるという解釈に反応してしまいました。
阿腐郎編面白かったですね!
私は桂スキーなのでアフロにちょび髭でついに桂が「汚れ」を…
と心配したのですが、あっと驚く可愛らしさでよかったです。
今回終さんの面白さについてはみなさん語っていらっしゃるのでおいといて、私は銀さんと桂との関係に改めてしみじみしてしまいました。
桂は見た目に反して黒い、怖い、冷酷な面があるんですね。
そりゃ、攘夷戦争を生き延びた化け物の1人ですから当然っちゃ当然でしょうが。「敵」とみなした相手に対する冷酷さは銀さん以上です。
そして銀さんはそんな桂を良く知っていて、その上で「ツレ」と言っているんですね。
銀さん、終さんの想いが一方方向に終わると踏んでます。
「桂の方に情がわけば」というのも何気に桂が「上」っぽい言い方ですし、桂に陥れられて涙する(よだれでしたが)、桂に好意があって戦えない(指令待ちでしたが)という想像をしてしまう銀さんこそどんだけ桂を買ってるんだと。
そしてラストはやっぱうまくまとまりましたね!
私は振り向いた桂の笑顔に惚れ直しました。
終さん、結局最後の戦いは桂に遊ばれてんじゃないのかな。
致命傷も与えず、留めも指さず、起爆装置の破壊を許したのも「引き分け」に桂が意図して持ち込んだんだと思うんです。そして「お前というZは俺がこの手で必ず斬る」は、仰る通り桂流の再会の約束です。高杉に対して言ったとはずいぶん違って聞こえました(あれは決別宣言だから)。
桂に終さんの声が届いてよかった!
そして忘れてならない、ストレートヘアの桂の隊服姿の美しさ。
あれは良い、もっとじっくり見たかったです。
ではでは、ブログ時々拝見にきますね、また!
by まるた (2014-04-30 12:35)
まるたさん、初めまして。こんな無駄に長い感想を読んでいただき有難うございます。
えっと、コメントですが物凄く過疎りまくりなブログですが色々あって承認制を取らせてもらってまして・・・多分、コメントが投稿確認が出来なかったのはそのせいかと・・・本当にすいません。
アフロ編はこのまま長編突入してもいいよと思えるくらい面白かったです。個人的にはもう少し二人の戦いとかじっくり見てみたかったのですが腹八分目が丁度良いのかな。
桂が黒かったり冷酷な面があるのは、戦争を経験していて尚且ついまだに攘夷活動を続けてるテロリストだからかなと思います。
殺さなきゃこっちが殺されるとか普通に日常生活を送っていれば絶対思わないですし・・。
銀さんは多分そんな桂を知っていて、置かれてる危うい立場を心配しつつ、自分が捨ててしまったモノ、自分が一番やりたかったことをまっすぐ初志貫徹してる桂を尊敬してるのかもしれません。
多分紅桜の似蔵に対する「テメーみたいなただの人殺しにヅラがやられるわけねーだろ」やラーメン回の「てめーの相手に桂は勿体無い」に繋がるのかなと。
まあでも今回の桂が斉藤に対して過激化した引き金は斉藤が万事屋に近づいたから(斉藤は依頼しにきただけですが)桂の大切にしてる世界に踏み込んだ、万事屋に危害が加わることを懸念したからかもしれません。
まあ真選組粛清も元々銀さんも迷惑してるだろうと言ってましたし。桂なりに万事屋のことを思ってたのかもです。
まあでも斉藤が訪ねてきたとき、銀時ならなんとかしてくれるだろという身勝手なところもありますが、桂も相当銀さんを買ってますよね。
あの纏め方は流石空知、そして最後に桂が出てきてなんかイイコト言えば締まるという流石年の功ですね。
最後の引き分けは確かに桂が意図して持っていったのかもしれませんね。
多分ラーメン回同様、桂が斉藤の友達になりたい、柱と会話がしたいという願いを桂がギリギリのところまで受け入れた結果かなと。
敵同士なので友達にはなれないけど好敵手として受け入れ、会話は戦場で本気でぶつかり合うことで語らうという。
それにしても、桂の心の奥底へ踏み込んでいく人、攘夷以外の世界を見せられる人は誰になるんでしょうね。・・・やっぱり銀さんでしょうかね。
桂の柱さんじゃない隊服姿は綺麗でした。細身の桂に洋装はある意味反則ですね。
振り向いたときの桂の男ぽい顔もいいですね。私は桂にかける言葉が見つかったかアフ狼のコマの桂が神々しくて好きです。
でも考えたらこのアングルは銀さんから見た桂なんですよね。
つまり、銀さんは斉藤の表情を見てなくて、斉藤が台詞なしで桂に攻撃しだしたことと、桂の笑顔で判断したということなんですね。
桂の隊服姿と斉藤との対決はもっとじっくり見たい・・というかアニメで見たいです。そうすればグッズ化とか、アクションとか堪能出来そうなんですけども・・・。今は難しいでしょうね。
あまり更新してないブログですがたまに覗きにきてやってください。
by ゆうゆう (2014-05-02 22:55)