悪魔が来たりて笛を吹く

　今日から始まった花より男子ですが、おばさんは花男はビデオ録画し、悪魔～を見てました。
　おばさん悪魔は幼い頃映画板の西田俊行版を見てショックを受けて以来、金田一といえば悪魔～なんですよね。エエＭＢＳ版もＴＢＳ版（両方とも古谷一行です）もみましたし、原作小説も漫画も読んでます。・・ちなみにフジ版の鶴太郎金田一はおばさんの中で記憶は抹消してます。
　もう本当に思い入れが強くて強くて・・・ちなみにあき子夫人は映画版の鰐淵晴子さんの虚無な美しさが凄すぎて、内容はやはりＭＢＳ版の金田一が最高です。
　そんなおばさんが映像化を期待してた悪魔～。・・・正直思い入れが強すぎたから微妙でした。
　お話自体時間の割にはちゃんと作ってるし、舞台チックな演出やお芝居は嫌いじゃなかったです。
　でもーー、おばさんはあき子夫人の虚無な美しさや利彦の油ギッシュないやらしさが見たかったのー。美禰子ちゃんも最初から最後まで聡明な人だし・・・。あの話がどんどん進んでいくにつれ、それぞれの醜さが出てくるのが面白いのに・・・。
　音楽も、フルートの音色が胆なのに、何あの無駄なオーケストラ。物語の雰囲気を邪魔しまくり・・・。
　それにおばさんにとってこの悪魔のイメージカラーは青。小説のイラストからして（ドラマにも挿絵で登場してるやつです）陰湿でじめじめとした青なんですよね・・・。なのに無駄に真っ赤。・・もう最初で脱落です。・・・最後まで見たけど。

　そして、何故かナルミーの独白シーンのお芝居で何故か横山さんが被ってしまったアテクシ。あの必死に押さえた舞台口調が横山さんっぽいのかも知れない・・・とふと思ったら、もう駄目でした。それ以来横山さんがだぶるだぶる、脳内で三島東太郎が横山さんで上映されてました・・・。ナルミーに失礼すぎです。

　ちなみに多分次やるのなら悪魔の手毬歌でしょうか？個人的には一回本陣殺人事件をやって欲しいのですが・・。