エイトレンジャー２'14.08.02.

　えっと先日つぶやきましたけども、先日エイトレンジャー見てきましたですわよ。・・・まあまだ１回しか見てないので、率直な感想をば。

　うーん・・・・良くも悪くもジャニ映画、ジャニ舞台、ジャニ作品って感じがしましたですわ。良い意味では定規で図ったようなそれぞれの出番や見せ場がてんこ盛りだったこと。最初っからクライマックスだぜー！な展開だったことでしょうか。
　悪い意味でジャニ作品だったというのは、その見せ場てんこ盛りで最初っからクライマックスだぜーだったせいで詰め込みすぎなせいで、なんか総集編を見てるような感じで話の筋が通ってないというかバランスが悪すぎだったことでしょうか。

　なんかパンフとか読んでると、作ってる方々の思い入れが伝わってくるし、本気具合が素晴らしいなとか思っちゃうんですけども・・・特に衣装さんは凄いな・・と。後何気に脚本家さんのトドメは刺さないとかも意味があるんだなとかブラックはエイトレンジャーの帰るべき場所だとかこういうところで補足したりするんですけども・・・。
　なんか・・・本当に色々バランスがおかしいんですよね・・・・。ウーン・・・。

　１はブラックの成長物語であり、父と子の物語だというのがハッキリしてたので、普通に娯楽映画としても見れたんですよね。
　２はその主軸がぼやけてるというか、一応レッドとブラックの友情物語なんだろうなと思うのですけども、その友情物語が色んな小ネタてんこ盛りで埋もれてしまった印象を受けました。
　多分狂言回し的存在として西郷純ちゃんがいたんだと思うのですけども、正直純ちゃんは話の主軸ではブラックさんとしか絡まないし、グリンと純ちゃんのストーキング愛はぶっちゃけまるまるカットしても物語にまったく影響がないんですよね・・・・。
　他のメンバーだとナスの究極のラブストーリーとか、ブルーのブルー愛とかまだそれぞれの成長に繋がってるんだけど、グリンさんはそれにすら繋がってないし・・・・。完全に蛇足ですよね。
　それなのにＥＤまるまるその恋愛の後日談だし・・・・正直純ちゃんの矢印がグリンさんじゃなくブラックさんに向かってるのでは？と思えないこともない描写がちらほらとあるから余計・・・ね。

　後、ダーククルセイドと竹中直人との対決もなんか唐突な印象を受けましたですわ。一応ダーククルセイドは人類の為と言いながらも実際は父親に対する復讐という自分勝手な行動でしたと言うことを言いたかったのだろうけども、なんかそれまでのバックグラウンドがないからハァ？となってしまうわけでして。
　お互いがお互いに拳銃を突きつけあうのも、お互い自分勝手な人間で似た者同士だから「血は争えんな」に繋がるのかもしれないけど・・・・正直これも唐突すぎで、死んじゃうのもどうかと。
　ブラックさんの成長を書くためにキャプテンシルバーの回想を使いまくってるんだし、ダーククルセイドとブラックさんのそれぞれの父子関係を対比して書くとかしても良かったのでは？

　ごきげんブランニュも悪いヤツだという描写はそれなりにあるけど、もっと悪です！感が欲しかったし、竹中直人もなんか突然出てきて・・・ハァ？って感じですし、もっと大物悪役感が欲しかったかも。
　個人的に自転車電力発電計画は馬鹿馬鹿しくて大好きなんですけども、もっとこういう馬鹿馬鹿しいけど悪いことを大真面目にやってます感が欲しかったかもです。
　そういう意味では最後の最後に出て来た桃子ちゃんは大正解だったかもです。あのクールな顔で罪を償うために大真面目に自転車をこいでたんですし・・・こういうのがシリアスな笑いというんでしょうね。

　後冒頭のプリキュア風名乗り。画面がグラグラしすぎててＣＧ酔いしそうでしたわ。うん、戦隊というよりプリキュアですわね、あれは。
　うん・・・映像は凄いんだろうし、アクションも凄いとは思うんですけども、なんか動いてる感が今回あまりなかった気がします。
　多分、アクション監督がジャニ舞台でお馴染み諸鍛治さんから仮面ライダーでお馴染み宮崎剛さんに変わったからかなと思ったりもするんですけども。
　おばさんのイメージでは宮崎剛さんは動きまくるというよりトメやキメの美しさが印象に残る方という感じなんですよね。

　しかし本当にエイトレンジャー２のスタッフ凄いことになってますわね。アクターさんもバロンにブラーボにマリカにトッキュウ６号まで！！他にもシシレンジャーやテンマレンジャーまで！！
　後ハチモンの声が豊永利行さんということに軽く驚愕ですわ。・・・テニプリの葵剣太郎やガンダムＡＧＥのフリットかよ・・・。おばさん的にはキャプテンアースのバクなんですけども。
　後何気に奥様は魔女のサマンサにＮＡＮＲＵＴＯのキラービーまで・・・。本当・・・・無駄にスタッフが豪華すぎですわ。
　だから余計に色々と勿体無い作品になってしまったなーという印象でございますです。