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銀魂 第502訓:光と影の将軍'14.07.19. [銀魂]

 はい、こちらではお久し振りでございます。・・・まあ何となく生きてましたです・・・色々しんどい毎日ですが、頑張りますですわ。

 今週の銀魂でございますが、なんだなんだ・・このシリアス長編クライマックスへまっしぐら!な臭いぷんぷんは・・・・。思わず長文感想を書きたくなりましたですわ。

 カラー扉絵は銀さんとさっちゃん。多分007パロですわね。銀さんがジェームスボンドならさっちゃんがボンドガールということでしょうか。・・・スパイ=忍者ということなのかもですけども。

 さて本編。物思いにふける将ちゃん。そよ姫に声かけられるまで気が付かない位政務に追われててお疲れでございます。
 どうやら定定が暗殺されてから将ちゃんの味方が次々と去っており、多分そよ姫の言葉「今は内輪モメしている時じゃないのに」と死神編を考えると、家臣達は己の身の保身の為に将ちゃん派から一橋派へ鞍替えしてる最中なのかもですわね・・・。

「時々思う。天下国家の事など何もかも忘れ
こうしていつまでも妹のいれた不味い茶を呆けた顔で飲んでいられたらと・・・
(略)
そうか・・・。いつか飲める日がくるといいな
将来の事など案ずる事もない将軍などいらなくなった安寧な国で
ただの兄として妹のいれた茶を飲める日が」

 このお言葉から察すると将ちゃんは疲れてるんでしょうね。現状としてこの激動の時代に将ちゃんを政務的にサポートしてくれる味方がいなくて、いつも命を狙われ続けてるという状況なんですよね。
 多分将ちゃんはリーダー回で言ってた未来の大器だから、今現在将ちゃんにはこの激動の時代を乗り切る能力はないということになるんですよね・・・・。

 そしてそよ姫が入れた茶を飲もうとしたお茶には毒が・・・。湯呑に毒が塗られてたみたいですね。
 それを見破り阻止したのはさっちゃん。御庭番衆再招集でございます。

 かつて定定の独裁で一度解体させられたけど、松平のとっつあんがずっと庇護下に置いて色々世話をやいてたそうな。・・・確かにさっちゃんととっつあんは色々お付き合いしてましたものね。
 解散は形だけで有事の際はいつでも集合する約束だったそうで、今がその有事ということで、将ちゃんを護れるのは御庭番衆だけ
 なのに何故そこに全蔵がいないの?というのがさっちゃんの考えみたいですわね。

「アンタホント昔から変わらないわね
忠誠心も強調性も信条もなし自分の技しか信じちゃいないんだから」
「そいつが忍の信条だ」
というのが全蔵。

 多分、さっちゃんの考え方が本来理想とする忍のスタイルなんだと思います。影のように生き個を消し任務を遂行し、そして死んでいく・・・。
 さっちゃんは基本汚れキャラだし、さっちゃんの職業が始末屋なのも誰もやらない汚れ仕事、誰かがやらないのなら私がやるというのにすべて表れてると思いますです。
 だから今回の将ちゃんの護衛、御庭番衆再結集というのも将ちゃんを護れるのは誰もいないしやりたがらない、なら私がやる!というのに繋がるのだろうなと。

 一方全蔵は猫のように自由に生きるというのが信条。自分自身の腕だけが頼りで世の中を渡っていくというこれも忍者のスタイルの一つなんですよね。
 まあでも全蔵はシノビ5とか組んだり、メギネ回や忘年会とか見る限り、何だかんだとさっちゃんの面倒見てたり、紅蜘蛛編、お国回とか免許回とか見てるとちゃんと自分を持ってて忍者の未来とか考えてる人でもあるんですよね。

 コンビニに偶然居合わせたのかどうかは知らないけど、さっちゃんと全蔵の会話の後に銀さんがエロ本座り込み読みしています。ちなみにエロ本のタイトルはザ・人妻物語。・・・銀さんもそっちのほうがお好みなんですかね?
 なんとなく銀さんの理想の女性って見た目が黒髪ロンゲの世話焼きお姉さんタイプだと思ってたので、そこに人妻属性が付くとなれば・・・・お登勢さんじゃんっていう結論にたどりつくのでございますけども・・・。

 銀さん残り一冊のジャンプをかけて何時ものように全蔵とジャンケンしようとしますけども、全蔵は「続きが気になると決心が鈍るから」とジャンプを手渡します。
「猿飛に伝えておいてくれ似合わねェマネして命をムダにすんなって
おめェは将軍のケツ追い回すよりどっかのバカ侍のケツ追い回してんのがお似合いだってな」
 こコンビニを後にします。
 この一連の流れから全蔵の死亡フラグビンビンでございますわね。
 まあ銀魂もレギュラーキャラはそう簡単に死にませんけども、何かしら全蔵が決意してるのは感じ取れますわね。
 なんとなくジャンプを手放した、決心が鈍るというお言葉から日常との決別とも取れますわね。
 今回もちゃんとさっちゃんのこと気遣ってますしね。
 なんとなく全蔵目線から見ると紅蜘蛛編のときのお父さんが身代わりになったり、御庭番衆解散させられたり再結集させられたりと、幕府のいいように利用されまくってますわね。幕府の信用失ってしまうのも判らないこともないです。
 そして確かにさっちゃんはクールに仕事モードになってる姿もカッケーですが、銀さんの前でメス豚モードになってるほうがらしいかなと思うし、そういう日常が一番大切だという漫画な気がしたりもします。
 そして全蔵は個人的に色々思うことがあっても、幕府から依頼があれば引き受けるのだろうなと思ったりもします。

「・・・燃えねェ
 将軍護衛なら将軍暗殺の方が断然燃えんだろ
 考えただけでゾクゾクするだろ
 厳重な守りを一人かいくぐり大将首を鮮やかにかっさらう」
 これふと思ったけど、将軍護衛=将ちゃん護衛、将軍暗殺=喜々暗殺ということじゃないかなと。多分既に誰かしら依頼を受けていて動いてるのかな・・・と。

 とっつあん、真選組に御庭番衆と組んで将ちゃんを京へ連れ出す密命を下します。

「このまま江戸にいれば将ちゃんは間違いなく暗殺される!!
最早殿中とて政敵だらけで安全とは言えねェ!!下手人は俺が探す!!京の帝の庇護をあおげェ!!」

 とっつあん声がデカイです。色々ダダ漏れです。とっつあん栗子ちゃんのときみたいに取り乱してるとも取れるけど、わざと大きな声で敵に聞こえるように言ってる気もしないこともないです。
 何気に奥さん初登場です。今まで旦那を足蹴にしてた姿しかなかった気がしますが、ちゃんと旦那を気遣ってる姿が良妻ぽさが出てるような気がします。
 何気に京の帝の庇護というキーワードが出てきてますわね。京は以前高杉が傷を治す間潜伏してた場所でございますわね。
 後帝は以前そよ姫が天子様と言ってたあの方ですわね。まあ幕末でいう朝廷みたいなところなんでしょうね。
 というか、今回の話の元ネタは家茂公の上洛ですよね。一応死亡フラグ立ちまくりとか言われてるけど家茂公3回上洛してるので・・・・。

 とっつあん影武者を用意しております。顔だけ征夷大将軍!!顔だけ超立派!!な将ちゃん登場です。
 ギャグなんだろうけど、この影武者池乃めだか的なちっさいおっさんなのか、本当に子供忍者に将ちゃんのコスプレさせたのかで大分変ってくるでしょうね。
 ちっさいおっさんだとネタなんだなと思えるけど、子供だとNARUTOみたいに子供に危険な任務に当たらせていいのかという木の葉隠れの忍者システム誕生の話に繋がったりするわけですけども、まあ後のあっちの征夷大将軍が東に向かったネタになるので前者のちっさいおっさんということですわね。

 とっつあんの作戦は影武者を沢山用意し、本物の京に向かう将ちゃんを影に紛れ込ませるということみたいです。
 そして影武者の中にカゲッシーな万事屋の姿が・・・・。
 銀さんの姿を見てさっちゃんメス豚モードスイッチオンでございます。っつーかさっちゃん東に向かう征夷大将軍担当だったんですね。

「なんで・・なんでこんな所に
もしかして私を・・・
助けにきてくれたのねェ!!」
「その身体で近寄ってくんなァァァ!!」
(略)
「やっぱり銀さんは全蔵とは大違いだわ」
「いやアイツに頼まれたのさ」

 この流れで銀さんはさっちゃんを助けに来たということに対し否定してないんですよね。
 否定したのは全蔵とは大違いだわという事に対してであって、銀さんは全蔵に「さっちゃんを助けてくれ」という依頼を引き受けてここに来たと言ってるわけですよね。
 後、流れ的に銀さんは別に将ちゃんの味方というわけでもないという事も主張してるように思えます。

 「そ・・・そなたらは、まさか・・・余のために」
「兄上様がもう一度会いたいって言ってたから」
「将軍様のピンチとききいてもたってもいられず来てしまいました。申し訳ありません」
「前は私達が助けてもらったから今度は私達の番ネ!!」
「そなたら」
「兄上様よかったですね。兄上様にはまだこんなにいっぱい
味方がいるんですよ」
「ほぼ変態なんだけど」

 ここで新八神楽は将ちゃんがもう一度(万事屋に)会いたいと言ってたとそよ姫が呼んだ、将ちゃんのピンチに駆けつけた、将ちゃんの味方だと説明してるわけですね。
 後味方がいるんですよのコマがチンコまみれなのって、考えたらここに銀さんの姿を描きたくなかったのかなと思ったりもしましたです。
 なんとなくだけど、銀さんって基本攘夷や幕府に対する考え方はヅラと一緒なんだと思います。
 このままだと日本は駄目だ、今の幕府に政治は任せておけない・・・みたいな。
 ただそれを行動に移すか移さないかの違いかな・・・と。

 場所が変わって、一橋邸。屋敷の周りを二本差しの侍が徘徊しております。
 普通に考えて二本差し=幕府の用人=とっつあんの手下と考えていいでしょうね。

「おかしな連中が僕を嗅ぎ回っているようだ。
心外だ。僕が一体何をやったというんだ
玉座に朽ちたまま座っている哀れな将軍を、片付けてあげようとしただけではないか」

 はい、喜々様ここで自分が将ちゃんを暗殺しようとしたと自白してますわね。

「これじゃあ玉座に座るどころか外にも出られやしない
まあいいさ君はどこにも逃げられやしない茂茂・・・
君の味方はもうこの国のどきにもいないのだから
だがこの一橋喜々の味方(てあし)はどこにだって届く
僕はここから一歩も出ずして君の首を簡単に落とす事ができる」

 ここで大事なのは将ちゃんは本当に追い詰められてること。御庭番衆や真選組という味方がいて泣いてる将ちゃんに対し、味方=てあしと言い放ってる喜々様の比較かなと。
 喜々様小者っぷり炸裂でございますわね。・・・嫌いじゃないですよ☆

「ホラ、新しい手足の到着だ。待っていたよ君があの・・・」
 と超久々に登場の神威に喜々様顔面殴打くらってます。戦闘民族夜兎で宇宙海賊提督の神威に対して手足扱いした喜々様が悪い・・・っつーか喜々様結構身の程知らずですよね(苦笑)。
 なんとなく今回で喜々様のキャラがつかめてきましたです。喜々様は超世間知らずのお坊ちゃまなのに、自分が将軍になる器で、その為なら何をやってもいいと信じ込んじゃってるお馬鹿さんなんでしょうね。
 だから平気に夜右衛門の首を刎ねちゃったり、高杉や神威という危険人物と接触だって出来ちゃう。
 まあ超世間知らずのお坊ちゃまなのは将ちゃんも一緒なんですけども、将ちゃんは出会った人達がとっつあん、銀さんや真選組、ヅラというのが大きな違いなのかなと。

「何やってんだてめェ」
「え?だって将軍殺ればいいんでしょ」
「あれは将軍じゃねェよ。次期将軍だ」
「じゃあ将軍じゃん」
「・・・まあいい。あんだけ頭強く打っちゃ何も覚えてネェだろ。どうせ壊れかけの神輿だ」

 何気に凄い会話ですね。神威は将軍殺す為に地球へ来たということですわね。神威に暗殺という言葉は似合わないですしね。
 そして高杉は喜々様に対して何も思ってないということですわね。壊れかけの神輿という言葉が何気にキツイですわね。壊れかけというのは幕府のことを指すわけですし神輿というのが将軍職だろうし。

「なんだ違うの国の頂点に立ってる奴があんなに弱いワケないもんね。
じゃあ何なのアレ態度デカかったけど何アレ」
「だから言ってんだろ。
ただの道具(てあし)だ」

 神威の国の頂点に立ってる奴が弱いワケないというのは伏線になりそうですね。神威にとっての強さは力、肉体的な強さなのでしょうけども、きっと将ちゃんや神楽ちゃんの求める強さは精神的な強さでしょうし。
 そして高杉の喜々様に対する評価は本当に冷たいですわね。まだ喜々様は味方=手足だったのに対し、高杉は道具=手足なわけですし、高杉にとって喜々様は利用するだけの道具にすぎないということですものね。
 喜々様この時点で死亡フラグ立ちまくりでございます。・・・ぶっちゃけモブじゃない夜右衛門の首を刎ねてる時点で銀さんサイドに来れないキャラな気がしますけども・・・。

 今回の話はシリアス長編に突入しそうな感じもしないこともないのですけども、話の大筋は将ちゃん喜々様のそれぞれの味方。そして全蔵と御庭番衆の掘り下げなのかなと。
 個人的にまた話が大きく動きそうな長編になりそうなのに、高杉神威まで出てきてるのにヅラは・・・またスタンバッてるだけなのかどうかが気になります。・・・・なんとなくチンコの御庭番衆に紛れ込んでそうな気もしないこともないです・・・。ヅラ考えたらカレーニンジャーで評価Bだったな・・・・。

 多分神威の言葉から高杉の目的は京へ向かう将軍の殺害。そして一橋と将ちゃん派をぶつけて幕府の大混乱を招いて天導衆を引っ張り出すことなのかなと。
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