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銀魂 第470訓:正義と裏切りのアフロ'14.04.22. [銀魂]

 はい、今週のジャンプでございますわね。表紙巻頭カラーは銀魂でございますです。・・・まあとりあえずヅラはもっと上にいてもいいと思うけど、攘夷志士が目立ちすぎてもどうかと思うし、相変わらずなあなあの位置でございましたです、ハイ。

 ヅラこと柱阿腐郎、先週から引き続き気が付いたら真選組3番隊隊長になってて破竹の勢いで過激攘夷浪士を取り締まっており、真選組のエースになっちゃってます、局長達からの信頼も得てます。っつーか真選組乗っ取っちゃう勢いでございますです。
 ここで思うのはヅラのカリスマ性がいかんなく発揮されてることでございますわね。本当に獄門島は3日間、蓮蓬は一瞬、そして真選組は一か月で掌握しちゃっておりますです。
 リーダー回で銀さんはタガを外して自由にさせることで、掌握させるタイプ。土方は規則で縛り付けることで規律を作って掌握するタイプ。
 桂は今回を見る限り、自分が頑張ることで周りを奮い立たせるお通ちゃんタイプなんですね。おばさんてっきり、世話焼き体質爆発な3年B組金八先生タイプかと思ってたんですけども・・・。
 まあお通ちゃんタイプだから、ヅラはカリスマであり求道者だというのはハッキリしたのかなとも思ったりもしますです。

「まったく(略)新参者にこうまで活躍されちゃ俺達の立場がねェ
この勢いじゃ俺達の捕まえる相手がいなくなっちまうよ柱さん」
「局長」
「フン(略)これくらい働いて当然だあまりつけあがるなよ柱」
「副長」
「ったく(略)柱さんの活躍は他の隊士達にとってもいい刺激になってるんですぜ」
「沖田殿」

 ここで真選組幹部の阿腐郎のそれぞれの評価が面白いですわね。
 真選組のエースと全面的に信頼して“柱さん”呼びな近藤さん。近藤さんは他の隊士だとトシ総悟、山崎だし今回の斉藤も終と基本呼び捨てなのに対し柱は柱さんなんですよね。
 例外の伊東は先生呼びだったので、今回も相手を尊敬や敬意を込めて柱さんなのか、まだまだ距離を置いてるのか・・・・。多分近藤さんのことだから前者かなと。お妙さんと同じ感覚で柱さんなのかな~と(笑)。
 土方は相手の実力は認めるけど、どっか気に入らないって感じでございますわね。
 沖田はすっかり柱を認めちゃってますわね。というか今回の状況説明係でございますわね。

「いや全ては俺のような新参者に機会を与えてくれた局長の器のなせる業。
何より副長沖田殿貴殿らのような頼れる仲間がいるから俺は何も考えず白刃に身をさらす事ができるのだ」

 ・・・これなんとなくヅラの真選組評な気がするし、ヅラが欲しいものな気もします。っつーか、本当に安心して過激攘夷浪士を捕縛してたのかも・・・。
 というか、もう言葉づかいが普段の畏まった感じだしヅラはヅラだということを隠してませんよね。

「柱さん・・・これからも共に手をとりあっていこうではないか」
「我等はこの世に生まれ出づる日は違えども
死する日身命を賭する日は同じ尽忠報国の同志だ!!」
「柱さんアンタって人は・・・」
「コイツぁ俺達もウカウカしてられませんね土方さん」
「ケッ」

 はい、ここで面白いなと思うのは近藤と桂の握手は一体何度目だということ(笑)。もう手を取り合う感動的なシーンではなくなってるということ(笑)。
 もうヅラがヅラでしかない・・・尽忠報国の同志って言葉ヅラ以外使わないよ(笑)
 そして此処で気になるのは、真選組の解釈かなと。モブ隊士はすっかりヅラに騙されてる、カリスマにやられてると解釈してもいいかなと思ったりもしますが、上3人は阿腐郎がヅラだということに気づいてるのかなと。気づいた上に騙されてあげてるのかなと。
 近藤さんは全てを受け入れる超オトコマエのゴリラだし、敵だろうがなんだろうが真選組にとってプラスになる、必要とされる人材なら受け入れちゃうんだろうし。実際ヅラは真選組を改革し結束を固めたり過激攘夷浪士を取り締まったりと大活躍してますし。
 考えた局長が部下である三番隊隊長に「手をとりあっていこう」という言葉をかけるのはちょっとヘンですよね。
 土方は近藤さんがそうするのなら・・・と従う人なので内心気に入らなくても実力は認めてますし・・・。
 沖田の「ウカウカしてられませんね」という言葉はどういう意味なのか気になりますわね。
「ウカウカしてると近藤さんの信頼を取られちゃう。俺達も頑張らねば!」
「ウカウカしてると真選組を桂に乗っ取られちゃう。動乱編の悲劇再びになっちゃう」
 どちらでしょうかね。なんとなく土方の「ケッ」からして前者かなと思っておりますけども。
 まあ多分今回が中編だとすれば、真選組が阿腐郎の正体に気付いてるか気づいてないかはどっちでも解釈できるように描いてるんだろうなと思ったりもします。
 結構ヅラが金魂編やリーダー回などでよく使われる手法なので、今回の場合それが真選組で適用されたのかなと。長編だったらこれが伏線になるんでしょうけどね。

「・・・うむ今日も江戸は平和だ」
「じゃねェだろォォオオオオオ!!」
 いきなり銀さんヅラに蹴りかましてます(笑)
 まあそれだけずっとヅラのことを気にしてたんでしょうね(笑)

「お前もうとっくに潜入諦めたと思ったら何やってんのォォ!?」
「あああああヅラがヅラが」
「ハイヅラ」
「ヅラじゃないカツラだ!!」
「何で敵を内部から崩すために潜入した人が敵にとりこまれて大活躍してんですか!!」

 怒涛のツッコミのターンでございます。ここスゲーアニメで見たい!!

「銀時将たるはいかなる派閥に身を置いても将たりうるもの
俺の将の器が俺を放っておいてはくれなかったのだ
むしろ最近は真選組の方が向いてたんじゃないかと自分でも戸惑う位でな」

 何気にギャグっぽく書いてますけど、つまりヅラは真選組が放っておけなかったということですわよね。
 ヅラは真選組に対して世話焼き体質が爆発しちゃって、局中法度を改革して組織の結束をより強固なモノにしちゃったんですよね。
 自分でも戸惑うくらい真選組のことが好きになっちゃったということですわね。
 つまり蓮蓬編のヘルプエリザベスと同じなんでしょうね。

「俺はそんなマネせんぞ!!我が三番隊が手にかけたのは志士の名を騙り世を乱す悪虐の徒だけだ!!」

 何気にヅラはヅラなりの攘夷を着々と遂行してますわね。過激攘夷浪士だけを逮捕してるわけですし。
 ヅラにとって過激攘夷浪士制圧や攘夷志士のイメージUPも大事な攘夷活動でしょうし。

「そしてその権威をもってしてあの男斉藤終を隊から追いやり
この俺が正式に三番隊隊長の座に就くワケだ!!」
「目的と手段逆転してますけど真選組の壊滅は?」
「そんな些末な事よりまずは奴の始末が先だ」
「些末な事って言ったよ!!」
「あの男は危険だ放っておけば必ずや後顧の憂いとなる・・・手はずはこの一月で既に整えた」

 ヅラ・・・迷走してますわね(笑)。エヅラ子回と似た感じで真選組壊滅目的で潜入したけど真選組が気に入ったのと斉藤が気になってしまって迷走しちゃったってトコでしょうか。
 ヅラ的には斉藤は自分を粛清しようとしてる、殺される前に殺さなければ!!という強迫観念が凄く強いんでしょうね。
 まあ真選組壊滅の為に潜入した大物指名手配犯だし、その後ろめたさとかもあるだろうし、ヅラの気持ちも判りますけども・・・今回のヅラは物凄い悪いヅラですわね。

 斉藤はヅラの罠にかかり、牢屋に入れられちゃってます。牢屋を覗き込む万事屋でございますが、一番下が新八なのはともかく、普通は一番上は小さい神楽ちゃんだろ・・と思ったりもしますけども、そこは銀さんなんですね。そこまでして斉藤のことがヅラが気になるのか・・・・。
 とりあえず、神楽ちゃんと銀さんがちゃんと靴を脱いでることが優しさだなと・・・。

「オイアフロきいてるか。お前このまましゃべらねェと処刑されるぞ
お前が友達になろうとしてた男はそういう男だったんだよ
お前がしゃべれねェのをいい事にお前をハメたんだ
解るな・・・・」

 ここでの銀さんはヅラを貶すことで、斉藤にヅラを諦めてもらおうとしてる感じですわね。

「・・・・コイツそこまでヅラを・・・」
「・・・・お前の気持ちも解る。
だが事はもう友達を作るだの言ってる状況じゃねェんだ」

 斉藤の涙(涎)を見て、銀さんのそこまでヅラを・・というモノローグが入りますけども。銀さん何を思ったんでしょうか。
 まあそこまでヅラを好きだったのか、友達になりたいと思ってたのかあたりなんでしょうけども。
 その後に「お前の気持ち“も”解る」に繋がるわけですね。「は」ではなく「も」なんですね。つまり銀さんも涙を流すくらいヅラのこと好きだった、友達と思ってたということになりますわね。
 まあ斉藤は涙を流すわけじゃなくただZ~~~と寝てて涎を垂らしてただけなんですけども。斉藤は聞いてないということになりますわね。
 ただ銀さんを動かすには充分だったわけでございますけども。ただ銀さんは斉藤の為に動いてるというより、ヅラにそこまで思ってくれてる斉藤を斬らせたくない為に動いてるという気がしないこともないです。

「明日の処刑楽しみだな」
 これも新八のツッコミは斉藤の処刑に対してツッコミを入れてるのでしょうし、銀さん的にはヅラの処刑なのか阿腐郎の処刑なのか・・・・。まあ誰も処刑させない為に動くんでしょうけども。

「それに古株の仲間とはいえ貴殿等は本当に彼の事をしっているのか
彼の趣味は何だ?彼の好みの女子は?好物は?語り合った事がある者がいるのか」

 これヅラが斉藤をはめる為に利用した言葉だけど、何気に的を射てますわね。
 斉藤のことをちゃんと知っていたら、御白洲に出すまでもなく阿腐郎を粛清すればいいわけですし。

 そして斉藤のキャラ崩壊&コナンパロが始まります。銀さんのターンでございます。

「銀さんこんなんでホントに乗り切れるんですか」
「依頼を受けた以上このまま死なれても目覚めが悪いからな
幸い奴の口元は隠れてるし声をきいた奴もロクにいねェ」
「コナンがバレねェならこれもバレねェだろ」

 依頼は確か斉藤と桂が友達になることだったような・・・。まあ銀さんの場合は照れ隠しであって桂に斉藤を粛清させない為に動いてるって感じなんでしょうね。
 後、コナンですけどもコナンくんがバレないのは小説家のお父さん譲りの推理力、女優であるお母さん譲りの演技力であの推理ショーをフォローしてるんですぜ。っつーか元祖高校生探偵の白馬くんいるからバレるんじゃね?

 コナン特有の犯人顔・・・・・なんか判る!!というかコナンも声優さんで犯人判っちゃうパターンですよね。
 というか、白馬くん・・・ここでも噛ませキャラ炸裂させてますわね・・・。

 斉藤さん、万事屋の言葉に合わせて行動してくれてます。素直で良い人です。上半身中国で下半身は・・・・ペ○スケースでございます。どこから持ってきたというツッコミを入れたくなります。

 御白洲のコントのツッコミは土方さんが担当なんですね。
 近藤さん空気読んで腐れ副長言ってます。沖田は明らかに他意があり土方に向かって腐れ副長言ってますわね。ヅラは局長の命令に従って大真面目に腐れ副長というお言葉を使ってますわね。

「(略)入隊時に命を狙われた所を
この男は俺が自分の地位を脅かす存在になるであろう事を察知しあれ以降も俺をつけ狙っていたのだ」

 ヅラは日記のアフロ被りを合わせて、そう解釈しちゃったんですね。
 多分いきなりつっかかったのはアフロが気に入らないからだし、あながち間違ってはいないはいないけど・・・。

「その通りデース
何故なら私の役目は隊内の裏切り者を粛清する事ダカラ
隊内に潜り込んだネズミを逃すワケにはいかないデショ
ねェ桂サン」

 銀さん喋っちゃった。銀さんオレ白夜叉みたいなノリで調子こいちゃって言っちゃいました。
 真選組の御白洲という四面楚歌状態でヅラの正体ばらしちゃいました。
 銀さん、ヅラなら逃げ通せるだろという信頼感があってのこともあるだろうし、斉藤を粛清させたくないという思いから言っちゃったんだろうけども・・・・。

 近藤さん達カツラでボケだしたり、沖田の「桂」「柱」の感じの読み間違いで終わらせたり、この辺のボケは阿腐郎の正体判っててあえてボケですっとぼけてるような気がしないこともないです。
 なんとなくだけど真選組は斉藤のこれ以上仲間を粛清させたくないという思いをくみ取っての行動な気がします。
 
「ナメるのも大概にしてクダサーイ。それ位見分けがつきマース」
「終兄さんそれ両方カツラです」

 斉藤の描いた桂可愛いですね。斉藤の描いたオヅラはリアルですね。
 多分、斉藤は無口で強面だけど、内面はシャイで超素直な人なんでしょうね。超素直だから言われたことに素直に従うんでしょうね。
 だから万事屋のアドバイスにも素直に従うし、漢字書き取りもちゃんとしちゃう。
 ただ、カツラとオヅラは両方カツラという見分けがついてないということですよね。これって万事屋の言ってるこことに合ってないということですよね。
 斉藤は見分けがついてないということになりますわね。これって斉藤はとっくに阿腐郎の正体や目的に気付いてたということになるのでしょうかね。

「そっちはどうだ
職権乱用それによりロクに任務をこなさずウンコと寝るだけの日々を送っていたとの訴えだが」
「間違ってないよあながち間違ってないよ」

 訴えはあながち間違ってないんですね(笑)。ヅラが流した噂はあながち間違ってないんですね(笑)。ただ色々誇張しまくってはいるんでしょうけども。

 内偵日記公開です。マヨラー土方・・・毒薬沖田・・・。何があったアァァァ!!!
 多分斉藤は何も見なかったZ。で大体自己完結させて己の中に閉じ込めてることが多すぎるんでしょうね。
 真選組は局中法度を違反すると即切腹でございますし、斉藤は仲間を粛清したくないという思いが強い方でございますし。
 だから元々無口な上、余計口が開けなくなっちゃったというのもあるのかもしれません。

 そしてなんとなく今回の話を読んでて思ったのが文通編と蓮蓬編を彷彿させるなーと。
 どちらも自分の言葉で言わないと、相手に伝わらないという話だったなーと。
 斉藤は桂と友達になりたいという思いは本当だと思いますが、今のところ銀さんの力を借りてるんですよね。
 銀さんの力を借りるのは悪くないのですが、伝え方や方法が完全に銀さんなので、斉藤のキャラは立ってますが御白洲は完全に銀さんVS桂になってしまってるんですね。

 蓮蓬編の宇宙商人心得その3、人の心を開きたくばまず、おのれの心の内をさらせ
 プラカードでも人の作った紙芝居でもない自分自身の裸の言葉で

 多分斉藤はこれを実行しないと桂に伝わらないのかな・・・と。
 後今迄粛清した隊士は斉藤が怖くなって逃げ出したけど、桂は粛清しようと向かってきてるんですよね。
 それだけ桂は斉藤のことが気になってる、向き合ってはくれてるということになるわけですけども・・・・。ただ悪すぎますわね。

 うーん、テーマは敵同士である真選組と攘夷志士は友達になれるかだと思うんですけども。ギャグだとやっぱり無理でしたでもいいのですけども、なんか10周年も迎えてこれだと寂しいなーと思っちゃいますし。
 斉藤と銀さんが友達になって桂はポイされちゃいました☆だとなんか後味最悪ですよね・・・。

 桂メインの話は最後は桂に締めさせるパターンが多いので最後には格好良い桂のターンがあると思いたいのでございますけども・・・。
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